ピーリング

ピーリングとは、溜まってしまった古い角質をはがし、表皮のターンオーバーを正常に整えるものです。自宅でもできますが、クリニックではより安全かつ効果的に行なうことができます。

クリニックで行なうケミカルピーリング

グリコール酸やサリチル酸、乳酸などの薬液を高濃度で使用できるため、余計な角質を柔らかくし、剥離することで、効果的に新しい肌の再生を促します。
当院では、それぞれの肌状態やトラブル、悩みに応じて、適正な濃度や方法でピーリングを行なうため、赤みが出るなどの副作用の危険が低くなります。
クリニックのピーリングでは剥離させる深度が角層程度の最浅層ピーリングから、表皮と真皮乳頭層及び網状層に及ぶ深層ピーリングの4段階に分類されていて、必要に応じてその深度を選択していきます。定期的に行うことで、シミを改善するだけでなく、ニキビやニキビあと、毛穴の開き、黒ずみ予防にもなります。

効果が期待できる肌トラブル

  • ◆ ニキビ
  • ◆ 小さいシミ
  • ◆ 小ジワ

注意点

施術中は、多くの場合ピリピリとした刺激を感じます。施術後は肌が赤くなることや、乾燥しやすくなることもありますが、だいたい2~3日で治まることが多いようです。肌を落ち着かせるためにはいつもより多めに保湿して、紫外線などの刺激も避けるようにしましょう。まれに、水ぶくれやただれ、傷、かさぶたができることもありますので、そのときはドクターの診察を受けてください。

さらに、感染症にかかっている方、日光に過敏な方、敏感肌の方、日焼けや脱毛直後など肌に傷や炎症がある方、妊娠中の方などは施術を受けられない可能性もありますので、必ずドクターに相談しましょう。

使用される薬剤

AHA(アルファハイドロキシ酸)

比較的多く使われているのは、グリコール酸や乳酸などのAHA(アルファハイドロキシ酸)で通称「フルーツ酸」と呼ばれています。こちらは、細胞同士の接着を弱めて皮膚をはがす作用に優れています。

BHA(ベータハイドロキシ酸)

一般的に「サリチル酸」と呼ばれているBHA(ベータハイドロキシ酸)は、毛穴に詰まった皮脂を溶かしていくため、毛穴の黒ずみや角栓の除去などに効果的です。

TCA(トリクロロ酢酸)

皮膚の凸凹をなだらかにして、ニキビ跡を目立たなくさせる治療としてTCA(トリクロロ酢酸)などがあげられます。なお、TCAは医療機関だけに許されている薬剤です。