ED治療は保険適用になる?|自費診療との違いと恵比寿医院での考え方

知識ED

ED治療と保険の関係を先に整理しておきましょう

ED治療は「そもそも保険がきくのか」「全部自費になるのか」が分かりづらく、その不安から受診をためらってしまう方も少なくありません。日本では、一般的なED治療(治療薬の処方や自由診療の機器治療など)は基本的に保険適用外で、原則として自費診療として行われています。

その一方で、勃起不全が原因となる男性不妊の治療の一部として使う場合など、ごく限られた条件のもとでは保険が使えるケースもあります。本コラムでは、「どこまでが保険対象で、どこからが自費なのか」「恵比寿医院ではどういう位置づけなのか」を、できるだけ分かりやすく整理していきます。

なぜED治療は原則として保険適用外なのか

日本の公的医療保険は、命に関わる病気や、日常生活に大きな支障が出る状態の治療を中心にカバーする仕組みとして設計されています。そのなかでED治療薬は、「勃起不全そのものを根本的に治す薬というより、性生活の質(QOL)を改善する薬」と位置づけられてきた経緯があり、長らく保険適用の対象外とされてきました。

そのため、日本ではEDに関する検査や治療薬は基本的に保険がきかず、治療費は全額自己負担となるのが一般的です。他の先進国でもED治療薬が公的保険の対象外であるケースは多いですが、日本は特に「QOL向上目的の治療は原則自費」という考え方が強いと言われています。

例外的に保険が使えるのはどんなケース?

例外として、2022年4月から「勃起不全が原因の男性不妊」に対する治療の一部として、ED治療薬が保険適用となりました。

対象となるのは、タイミング法など一般不妊治療の一環として、バイアグラ(バイアグラODフィルムを含む)やシアリスを用いる場合であり、男性不妊治療を行っている医療機関で、一定の条件を満たしたうえで処方されることが前提です。

具体的には、「勃起不全によって性交が難しくなっているために妊娠が成立しにくいカップル」であることや、不妊治療の管理料を算定している医療機関同士で情報共有ができる体制があること、処方できる錠数に上限があることなど、比較的厳密な条件が定められています。

つまり、「妊活目的で不妊治療を受けている方」の一部が対象であり、「パートナーとの性生活を充実させたい」「自分の自信を取り戻したい」といった目的のED治療は、従来どおり自由診療として扱われるのが基本と考えておくと分かりやすいでしょう。

自費診療と保険診療の違いをざっくり比較

ED治療を考えるときに混乱しやすいのが、「自費診療と保険診療で何が違うのか」という点です。イメージしやすいよう、ポイントを表にまとめます。

項目保険診療自費診療(ED治療の多くが該当)
主な対象命に関わる病気、日常生活に大きな支障が出る状態など生活の質(QOL)向上を目的とする治療など
費用負担原則1〜3割負担(年齢・所得により異なる)全額自己負担
料金の決まり方国が定めた点数表により全国一律医療機関ごとに自由に設定
ED治療との関わり男性不妊治療の一部など、ごく限定された条件でED治療薬が対象一般的なED治療薬、自由診療の機器治療(衝撃波など)はこちら

ED治療薬の自費診療にかかる費用は、薬の種類や容量によって幅がありますが、1錠あたりおおよそ数百円〜2,000円前後に設定されているクリニックが多く、衝撃波治療などの機器治療では、1クール数十万円程度になることもあります。

こうした費用感はあくまで目安であり、実際の金額は各クリニックの料金表で確認する必要があります。

「結局いくらかかるの?」を考えるときのポイント

ED治療を検討するときに多いのが、「トータルでどのくらいの費用になるのか分からない」という不安です。保険診療のように全国一律の料金ではないため、クリニックごとに診察料・薬代・機器治療の料金が異なります。目安を考えるときは、次のようなイメージで整理してみると良いでしょう。

大事なのは、「どの治療なら費用対効果に納得できるか」「自分のペースで無理なく続けられるか」という視点で考えることです。

恵比寿医院でも、ED MAXや内服薬の料金をあらかじめ公開しており、「まずはこのくらいの回数から試したい」といったご希望に応じて、総額のイメージを一緒に確認しながら治療を進めています。

恵比寿医院のED治療がすべて自費診療である理由

恵比寿医院で行っているED治療(ED治療薬の処方、ED MAXによる衝撃波治療など)は、すべて自費診療となります。男性不妊を目的とした保険診療は行っておらず、健康保険証を使ったED治療は現状対象外です。

その一方で、自費診療だからこそ、保険点数の枠に縛られずに治療の選択肢や回数、通院ペースを柔軟に設計できるメリットがあります。例えば、「まずはED治療薬だけで反応を見たい」「薬は最低限にして、ED MAXで血流の改善も目指したい」など、お一人おひとりの目的やライフスタイルに合わせてプランを組み立てやすくなります。

もちろん、どの治療でも効果の出方や持続期間には個人差があり、ED治療薬では頭痛やほてり、動悸、消化不良など、ED MAXでは照射部位の一時的な痛みや違和感などの副作用が出る可能性もあります。そのため、恵比寿医院では「費用」「効果の期待値」「副作用のリスク」の3つをバランスよく説明しながら、一緒に治療方針を決めていく方針をとっています

保険の有無だけで迷わないために、受診前に整理しておきたいこと

ED治療を始めるかどうか迷っているときは、保険適用の有無だけで判断するのではなく、「自分の中でどこまでなら納得して続けられそうか」を整理しておくと、診察の場で相談しやすくなります。

受診前に考えておきたいポイント例

これらをざっくりイメージしておくだけでも、「この範囲なら続けられそうです」「ここまでの費用感で抑えたいです」といった具体的な相談がしやすくなり、結果的に自分に合った治療の選び方につながります。

まとめ|保険のことも含めて、まずは正直に相談を

日本では、一般的なED治療は基本的に保険適用外であり、ほとんどのケースで自費診療として行われます。一方で、勃起不全が原因となる男性不妊の治療の一部としてED治療薬を用いる場合など、ごく限られた条件では保険が使えることもありますが、対象となるのは一部の方に限られます。

恵比寿医院では、ED治療薬・ED MAXを含めED治療はすべて自費診療ですが、その分、お一人おひとりの希望や生活背景に合わせて治療内容や回数を柔軟に調整しやすいのが特徴です。どの治療にもメリットとデメリットがあり、「絶対に治る」と言い切ることはできませんが、「一人で悩み続けるより、話してみて少し気持ちが軽くなった」という方は多くいらっしゃいます。

保険がきくかどうかだけで諦めてしまわず、「自分にとって現実的な範囲はどこか」を一緒に考える場として、まずは一度ご相談いただければと思います。LINEや予約フォーム、お電話からご予約が可能ですので、「話だけ聞いてみたい」という段階でも遠慮なくご連絡ください。

よくあるFAQ

Q

一般的なED治療は保険適用ですか?

A

日本では、一般的なED治療(ED治療薬の処方など)は原則として保険適用外で、自由診療として全額自己負担になります。男性不妊治療の一部としてED治療薬を用いる場合など、ごく限られた条件でのみ保険適用となるケースがあります。

Q

男性不妊がある場合、どのED治療薬が保険適用になりますか?

A

 勃起不全による男性不妊の治療を目的として、タイミング法など一般不妊治療の一環で用いる場合に、バイアグラ(バイアグラODフィルムを含む)やシアリスが保険適用の対象とされています。ジェネリック医薬品や他のED治療薬は対象外とされているのが一般的です。

Q

 不妊治療と偽って保険でED治療薬を処方してもらうのは問題ですか?

A

不妊治療を装って保険診療を受けることは、医療保険制度や関連法令に反する行為とされ、発覚した場合は医療費の返還を求められるなどの不利益が生じる可能性があります。目的や状況は正直に伝え、一般的なED治療は自費診療で受ける必要があります。

Q

自費診療のED治療は、どのくらい費用がかかりますか?

A

 薬の種類や容量、通院頻度によって大きく変わりますが、ED治療薬のみであれば、月数回の使用で数千円〜1万円台程度になることが多いとされています。衝撃波治療などの機器治療を組み合わせる場合、1クールで十数万円〜20万円台程度かかるケースもあります。実際の金額は各クリニックの料金表で確認することが大切です。

Q

恵比寿医院ではED治療に保険は使えますか?

A

恵比寿医院で行っているED治療(ED治療薬の処方、ED MAXなど)は、すべて自費診療となります。男性不妊を目的とした保険診療は行っておらず、健康保険証を使ったED治療は対象外です。

Q

自費診療だと、治療を途中でやめてもいいのでしょうか?

A

自費診療かどうかに関わらず、治療の継続や中断は、効果や副作用、費用面のバランスを見ながら医師と相談して決めていくものです。「費用が負担になってきた」「思ったほど効果を感じられない」などの気持ちが出てきた場合も、そのままにせず正直に伝えていただくことで、治療内容や頻度の調整がしやすくなります。

Q

保険がきかないなら、ED治療を受ける意味はありますか?

A

保険が適用されないからといって、ED治療に意味がないわけではありません。EDは自信やパートナーとの関係、日常の気持ちの軽さにも影響しやすい悩みであり、治療や相談を通して「不安が和らいだ」「前向きに向き合えるようになった」と感じる方も多くいます。費用も含めて納得できる範囲を一緒に探っていくことが大切です。

Q

まだ症状は軽いのですが、保険もきかないなら様子を見た方がいいですか?

A

「最近少し勃ちが弱い気がする」「たまに中折れする程度」という軽い段階で相談していただいて構いません。むしろ、早い段階で生活習慣の見直しや治療の選択肢を知っておくことで、将来のリスクを減らせる可能性もあります。受診イコールすぐに治療開始というわけではありませんので、「まず話だけ聞いてみる」つもりで相談していただいて大丈夫です。