「もしかして…?」と思ったときに知っておきたいこと
「EDかもしれないけれど、まだ様子を見てもいいのかも」「そもそも、どこまでが正常
なのかよく分からない」そう感じたまま、行動に移せずにいる方も多いのではないでしょうか。ED(勃起不全)は症状や程度に個人差があり、「様子を見てもよい状態」と「医療機関に相談したほうがよい状態」の線引きが分かりづらいことが特徴です。
今回は、EDの初期サインやセルフチェックの方法、受診の目安について、医療的な視点から分かりやすくご紹介します。
EDの判断は「頻度」と「安定性」がポイント
EDかどうかを判断するうえで重要なのは、「まったく勃たないかどうか」だけではありません。
勃起の頻度や安定性も、ひとつの指標になります。たとえば、反応はあるが途中で維持できない、刺激を受けても反応するまでに時間がかかる、自慰時は問題ないのにパートナーとの性行為でうまくいかない、こういった症状が2カ月以上継続している場合、EDの可能性があるとされています。
年齢に関係なく、以前と比べて明らかに変化を感じるのであれば、早めの確認が推奨されます。
セルフチェックで見直すべき3つのポイント
EDの傾向を自分でチェックする際は、以下のような項目に着目すると目安がつけやすくなります。
- 朝立ちがあるかどうか(起床時の自然な勃起は血流や神経機能の指標となる)
- 食欲が落ちる
- 頻度と継続期間(「たまに」か「毎回」かで対処の優先度が変わる)
これらを記録しておくと、医療機関での相談時にも役立ちます。
「しばらく様子を見る」がリスクになることも
EDの症状は最初、「一時的なことかもしれない」と見過ごされがちです。しかし、勃起という機能は血流・神経・ホルモン・心理状態などの複合的な要因で成り立っており、軽い不調がきっかけでも反応しづらい状態が習慣化してしまうことがあります。たとえば、一度うまくいかなかったことを引きずって次回も不安になる、不安が緊張につながってさらに反応しづらくなる、こうした悪循環が続くと、自信の低下にもつながってしまいます。気になり始めた段階で、早めに整えることが結果的にスムーズな改善につながることがあります。
「相談していいのか分からない」方へのご案内
EDの相談は内容の性質上、誰かに話すこと自体が心理的なハードルになりやすいものです。当院では、プライバシーに配慮した環境でお話を伺い、状態に応じて薬以外の選択肢も含めた提案を行っています。
たとえば、血流や神経の反応をサポートするED-MAX(衝撃波治療)は、非侵襲的かつ通院しやすい方法のひとつとして導入しており、「まだ薬に頼るほどではないけれど何かしたい」という方にも選ばれています。まずは情報を得るところから始めてみてください。
よくあるFAQ
Q
勃起が続かないのですが、EDですか?
Q
勃起が続かないのですが、EDですか?
A
勃起の維持が難しい状態が2カ月以上続く場合、EDの可能性があります。一時的な不調との区別には期間と頻度が目安になります。
Q
朝立ちがあるのに性行為時にうまくいかないのですが?
Q
朝立ちがあるのに性行為時にうまくいかないのですが?
A
心因性EDの可能性もあります。日常の状況と比較して反応に違いがある場合、医師による判断が有効です。
Q
自分で治せるレベルかどうかは判断できますか?
Q
自分で治せるレベルかどうかは判断できますか?
A
完全な判断は医療機関でのチェックが必要ですが、セルフチェックによって目安をつけることは可能です。
Q
薬以外の選択肢もあるのでしょうか?
Q
薬以外の選択肢もあるのでしょうか?
A
はい。当院ではED-MAX(衝撃波治療)のような非侵襲的な治療法もご提案しており、薬に抵抗がある方にも対応可能です。
Q
EDのセルフチェックはどのくらいの頻度で行えばよいですか?
Q
EDのセルフチェックはどのくらいの頻度で行えばよいですか?
A
毎日記録する必要はありませんが、「反応が気になる日」が続いたら1週間程度、朝立ちや性行為時の反応を簡単にメモしておくと判断の目安になります。
Q
セルフチェックで問題がないなら、病院に行かなくてもいいですか?
Q
セルフチェックで問題がないなら、病院に行かなくてもいいですか?
A
ご自身で問題ないと感じている場合は様子を見るのも一つの判断です。ただし違和感が続いたり、不安が増してきたときは早めの相談が安心につながります。
Q
医療機関に相談するのは少し不安です…
Q
医療機関に相談するのは少し不安です…
A
EDに関する相談は多くの方が経験することであり、当院ではプライバシーに配慮した環境で対応しています。「相談するだけでもスッキリした」という方も多くいらっしゃいます。