EDはどこに相談すればいい?診療科を選ぶときの基本
EDについて誰かに相談しようと考えたとき、最初に迷いやすいのが「何科に行けばいいのか」ということです。EDは身体的な症状でありながら、心理的な影響も深く関わるため、診療科の選択に迷いが生じるのはごく自然なことです。
まず前提として、EDの相談先として最も基本的なのは泌尿器科です。泌尿器科では、血流や神経、ホルモン、そして生活習慣などを総合的に考慮しながら治療が進められるため、EDの診断と対応に慣れている医師が多いという安心感があります。
泌尿器科がEDの相談先として選ばれる理由とは
EDは、血管・神経・ホルモンの複合的な働きによって成り立つ機能であり、どこか一つの要素だけを診るのではなく、総合的な視点での判断が必要になります。
泌尿器科は、性機能全般や排尿機能、男性特有のホルモンの分泌などに精通している診療科であり、EDの原因となる器質的な問題や生活習慣病との関連性も評価しながら治療が行えるのが特徴です。
また、心理的要因が関与している場合でも、まずは身体面からの評価が重要なため、泌尿器科は初期相談の窓口として適しています。
自由診療と保険診療は何が違うのか
EDの診療は、症状の原因や治療法の内容によって、保険診療か自由診療かが異なります。たとえば、糖尿病や高血圧といった生活習慣病がEDの原因であると明確に診断され、医師の判断により必要な治療が実施される場合には、保険が適用されることがあります。
一方で、バイアグラやシアリスなどのED治療薬の処方や、根本治療を目的とした衝撃波治療などは自由診療として扱われることが一般的です。自由診療は費用の全額を自己負担する必要がありますが、対応できる選択肢の幅が広がるという利点もあります。
相談前に整理しておくとよいこと3つ
医療機関を受診する前に、あらかじめ自分の状態について簡単に整理しておくことで、診察がスムーズに進みやすくなります。まず一つ目は、EDの症状がいつから起きているのか、どのような場面で起きやすいのかを思い出しておくこと。
二つ目は、生活習慣の変化やストレスの有無、睡眠や運動のリズムなど、最近の心身の状態を振り返ること。
そして三つ目は、治療に対してどのような希望や不安があるかを明確にすることです。これらを整理しておくことで、医師との相談がより的確で、納得感のある治療選択につながります。
ED-MAXはどんな治療かを知っておこう
診療に対して不安や抵抗を感じる方には、薬に頼らず自然な回復を目指す選択肢としてED-MAX(衝撃波治療)という方法もあります。当院でも導入しているED-MAXは、血流や神経の働きを整えることを目的とした非侵襲的な治療で、通院の負担も少なく、副作用のリスクも極めて低いとされています。
薬に頼らずに自分のペースで整えていきたいという方にとって、ED-MAXは検討しやすいアプローチとなる可能性があります。まずは、こうした選択肢があることを知るだけでも、行動へのハードルが下がるかもしれません。
よくあるFAQ
Q
EDは何科に相談すればいいですか?
Q
EDは何科に相談すればいいですか?
A
基本的には泌尿器科がED相談の専門窓口です。身体面・生活習慣・ホルモンなどを総合的に評価できます。
Q
心因性のEDでも泌尿器科に相談してよいのですか?
Q
心因性のEDでも泌尿器科に相談してよいのですか?
A
はい。まずは身体面の評価が基本になります。心理的要因が関係していても、泌尿器科が初期対応に適しています。
Q
自由診療と保険診療の違いは何ですか?
Q
自由診療と保険診療の違いは何ですか?
A
治療法の内容や原因によって異なります。ED治療薬や衝撃波治療は原則自由診療、生活習慣病に起因する場合は保険が適用されることもあります。
Q
診察前に準備しておくとよいことはありますか?
Q
診察前に準備しておくとよいことはありますか?
A
症状の経過、生活の変化、治療への希望などを簡単にメモしておくと、スムーズな相談につながります。
Q
いきなり薬をすすめられないか不安です
Q
いきなり薬をすすめられないか不安です
A
ご安心ください。ご本人の希望や状態に応じて、薬以外の選択肢をご案内することも可能です。
Q
軽度でも医療機関を受診してよいのでしょうか?
Q
軽度でも医療機関を受診してよいのでしょうか?
A
はい。軽度の段階で相談される方も多く、早期の対処が安心と改善につながるケースがあります。