自分では平気なのに、相手がいると反応しないのはなぜ?
「ひとりのときは平気なのに、パートナーがいる場面になると勃たない」そんな違和感は、年齢に関係なく誰にでも起こり得るものです。EDというと加齢や血管の衰えといった身体的な原因を思い浮かべがちですが、実際には「心の反応」が原因になっているケースもあります。
特に相手からの期待を感じる場面や、失敗できないというプレッシャーが強い場面では、気づかないうちに体の反応が抑制されてしまうことがあるのです。
緊張や不安で副交感神経が働きにくくなる仕組み
心因性EDは、身体に明らかな病気がなくても、精神的な緊張が原因で勃起が起きづらくなる状態です。性的な興奮を感じても、「また失敗したらどうしよう」「相手をがっかりさせたくない」という不安が脳に先行してしまい、リラックスに必要な副交感神経の働きが弱まり、反応がうまくいかなくなることがあります。プレッシャーの強さによって、交感神経が優位になり続けると、身体は自然な反応を起こしにくくなります。
こういう場面で起こりやすい|具体的なシチュエーションの傾向
以下のような状況では、心因性EDが起きやすくなる傾向があります。
- 過去に性行為がうまくいかなかった経験がある
- 相手が初対面、または関係が浅く緊張しやすい
- 「期待に応えなければ」という思いが強すぎる
- 性行為の結果を気にしすぎてしまう傾向がある
これらの要因が重なることで、自然な反応が起きにくくなり、性的刺激があっても勃起に至らないという状態になることがあります。
頑張らずに整える|心理的負担を軽くする4つのコツ
プレッシャーによるEDは、無理に克服しようとするよりも、「整える」ことを意識するのが効果的です。
- 時間に追われず、予定に余裕を持つ
- 照明や空調を調整して落ち着ける空間にする
- パートナーとの会話を大切にし、安心感を作る
- 完璧を目指さず、自然な流れに任せる意識を持つ
こうした環境づくりや意識の持ち方が、副交感神経の働きを助け、本来の身体の反応を引き出すサポートにつながります。
医療機関に相談すべきタイミングと治療の選択肢
プレッシャーによるEDは一時的なことも多く、軽度であれば生活習慣や意識の変化で改善が見込めるケースもあります。ただし、同じ状況が2カ月以上続く、または不安が強くなっている場合は、一度医療機関に相談して状態を確認することをおすすめします。当院では、ED-MAX(衝撃波治療)という非侵襲的な治療法も導入しており、薬を使わずに血流や神経の状態を整える選択肢もご用意しています。まずは状態を正しく知り、自分に合った方法を検討することが、安心につながる第一歩になります。
よくあるFAQ
Q
一人のときは問題ないのに、相手がいると反応しません
Q
一人のときは問題ないのに、相手がいると反応しません
A
心因性EDの可能性があります。プレッシャーや緊張で交感神経が優位になると、リラックス状態が作れず勃起が起きにくくなることがあります。
Q
心因性EDは自然に治りますか?
Q
心因性EDは自然に治りますか?
A
軽度の場合は生活習慣や心理的環境の改善で自然に回復することもありますが、不安が続く場合は早めに対処することで悪循環を防げます。
Q
プレッシャーが原因のEDは治療できますか?
Q
プレッシャーが原因のEDは治療できますか?
A
はい。医療機関での相談により、状態に応じたケアや薬に頼らない治療も選択可能です。当院ではED-MAXも対応しています。
Q
毎回ではなく、たまに起こるのですがそれもEDですか?
Q
毎回ではなく、たまに起こるのですがそれもEDですか?
A
頻度にかかわらず、2カ月以上同じような状態が続いている場合は、一度相談してみることをおすすめします。
Q
リラックスしやすい環境とは具体的にどんなものですか?
Q
リラックスしやすい環境とは具体的にどんなものですか?
A
時間の余裕、安心できる空間、パートナーとの信頼関係などが挙げられます。無理に結果を求めない姿勢も重要です。
Q
誰にも相談できずに悩んでいます
Q
誰にも相談できずに悩んでいます
A
EDの相談は非常に多くの方が経験されており、当院ではプライバシーに配慮した環境でご相談いただけます。まずは状態を知るだけでも大丈夫です。
Q
ED-MAXは心因性にも対応していますか?
Q
ED-MAXは心因性にも対応していますか?
A
はい。ED-MAXは血流や神経にアプローチする治療法で、心因性や混合型のEDにおいても選択肢の一つとして検討されています。