エレクトロポレーション
元々20数年前より癌治療における遺伝子の研究から生まれた技術で、電気の力で細胞膜に一時的に穴を開け、そこから抗癌剤を注入して癌細胞を死滅させる方法でした。この技術を応用し、特殊な電気パルスで角質層に一時的に皮膚に小さな穴を開ける事で、表皮からは浸透しない親水成分や高分子の美容成分を肌の奥まで浸透させることが可能です。皮膚への浸透は高まりますが、皮膚が傷付くことは無いため非常に安全性が高いといえます。ケアシスは他の機器と比べ、皮膚を-20℃まで調節しながら冷却する機能が加わっています。皮膚に冷却を加える事で血管が収縮し、導入した薬剤が皮膚に長時間留まる為、効果を持続させ更に発揮させることが出来ます。他の治療(レーザー治療、ピーリング、水光注射など)と併用することで、皮膚の赤みを抑えたり、乾燥を防いだりと相乗効果を得られるのでおすすめです。イオン導入
皮膚に微弱な電流を流すことによってそのままでは浸透しにくい水溶性の美容成分を肌の深層部まで導入できる施術です。マイナスの電極を顔の皮膚にあて、プラスの電極を手に持って電流を流すことによって、マイナスの電極からの反発力で美容成分を肌の奥へと浸透させます。ビタミンC誘導体は肌に塗るだけでは奥まで浸透させることが出来ませんが、イオン導入で肌に微弱な電流を流すことによって美容成分を肌の深部まで浸透させる効果が期待できるのです。両者の比較
エレクトロポレーションとイオン導入には、電気の力を用いて肌に美容成分を浸透させるという共通点はあるものの、両者には効果において大きな違いがあります。エレクトロポレーションとイオン導入の効果の違いは、肌に導入できる美容成分が異なることです。イオン導入の場合、美容液に含まれる有効成分をイオン化してから肌に浸透させるので、粒子の小さいビタミンC誘導体やプラセンタなどを導入する際には適しているといえるでしょう。しかし粒子の大きいヒアルロン酸やコラーゲンなどの成分はイオン化することができないため、イオン導入では肌に浸透させることが出来ません。また、両者の違いは美容成分の浸透率にも見られます。エレクトロポレーションの浸透率はイオン導入の約20倍の効果があるといわれています。イオン導入の浸透率が10~15%に対し、ケアシスは80~90%までに高くなり、効果の高い高分子の物質も導入することが可能です。更にイオン導入はイオン化に伴うph変化により肌への刺激が生じる恐れがあります、しかし、エレクトロポレーションはphの変化がないため、肌に優しい施術といえるでしょう。